今回は、ロボットのハードウェア開発のご紹介です。
前回までで整理したシステムの要件に基づき、必要な機能を果たす機器構成を決めていきます。前回の操作画面②で、「院内地図上でロボットの現在地と、目的地までの距離を表示する」必要があり、機体上部ユニットに小型コンピューター(ラズベリーパイ)を搭載することとします。
ハードウェアの開発
ハードウェアはメカ(機構設計)とエレキ(電気設計)に分かれます。
メカ設計は、レストランなどで稼働しているモデルをベースとして、構成を変更していきます。ラズベリーパイとモニターが一体となった市販品“seeed studio社製 reTerminal DM”を搭載することとします。モニターを機体背面側に向けて設置し、ロボット走行中は来院者がモニターを確認できるようにしました。
実証ロボット 外観イメージ
(参照HP) seeed studio社製 reTerminal DM 製品ホームページ
エレキ設計については、既存の構成から大きく変更させず、 “seeed studio社製 reTerminal DM”を搭載できるよう、供給電力量に留意しながら給電系統を考えました。
実証ロボット システム構成
次回は、いよいよ機体を実際に組み立てて、現物の動作を確認していきます。
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